松阪駅から歩いて10分程度のところに魚町があります。
江戸当時、魚屋が多かった事から魚町という町名になったそうです。
この魚町には、今でも魚屋、乾物屋など古くからの魚をあきなう商家が残っています。
しかしそのほとんどは住人の老齢化によりほとんどの店が廃業しています。
商いを続けている町の人も「今では面影がなくなりました」と残念がっていました。
写真は、日野町から辻一つ離れた魚町の味噌屋さんです。主人に話を聞くと約600年ほど前から商いをやっているとのことです。
味噌を買おうと思ったのですが、ここは、卸屋さんでしたのでお味噌は買えませんでした。
江戸当時、このお店には丹生村のある現在の勢和地域や松阪近郊の村落から番頭さんや子供衆(こどもし)が商いの修行にきていたそうです。
明治頃には松阪で有名な野呂原丈さんの家系の方も番頭さんとしていらっしたそうです。
また、江戸当時は酒、味噌の両方を商う事ができたそうですが、明治の頃酒屋か味噌屋を選択する必要があったそうです。
当時味噌屋専業を選択したため今もお酒は商っていません。
江戸時代、この醸造の技術をもって、伊勢商人は千葉の銚子で醸造技術を栄えさせたと聞いています。
勢和屋
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