先日、勢州の松阪から入り、多気郡の丹生村をたずねました。
松阪の地名の由来は、近江の蒲生氏里が勢州に移城した際、豊臣秀吉の居城である大坂の坂を一文字もらい松坂としたといわれています。
この松坂を海側ではなく、山側に進むと、松坂を流れる櫛田川の上流に多気郡丹生村(旧)がありすが、この丹生村は700年頃から水銀鉱脈があり水銀で栄えたところで商家も多くあり、未だに家々は屋号を使っています。
また、丹生村は、三井家(三井則兵衛高俊)に嫁としてとついだ殊法(商の祖)の実家(長井家)があることでも有名です。
この丹生村で、見つけたお煎餅をお土産に買って帰りましたが、食べた人からの反応はなかなかよく、素朴な味のする煎餅だと人気でした。
この煎餅は「しいたけ煎餅」という名前で、数百年前から紺屋(こんや)をやっていた十数代目の当主と奥様が手作りで作っているそうです。今の屋号はこんやが変化し「こうや」になったそうです。ここでも屋号で呼んでいました。
私も食べましたが、しいたけの味がなく、しかしほのかに香りが残るまた食べたくなる味でした。一度おためしあれ。
写真は、松阪で宿泊した旅館です。鯛屋旅館といって創業200年ほどの旅館です。ここに一泊してきましたが、東京日野市から嫁がれた若女将と旅館の古き風情があってよかったです。お伊勢参りの宿泊先として栄えた旅館だということでした。松阪牛鍋が夕食でついて1万円。
勢和屋
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