2008年10月26日日曜日

趣味の伊勢名物




三重ではお茶は伊勢茶として有名です。
ペットボトルに入ったお茶では川原製茶の伊勢茶ブランドが濃い味でおいしいお茶でした。
丹生は、勢和の隣村でもありまわりに何もありません。
川原製茶はちょうど丹生太子の門前を少し入ったところにあります。
販売者:株式会社川原製茶
住所 三重県多気郡多気町丹生1786
0598-49-3036
購入場所:松阪観光会館(松阪駅前)




この製品は、三重県製麺共同組合の開発商品で統一ブランド商品です。
伊勢うどんとは、湯でたうどん玉につゆをそのままかけて食べるうどんです。
御汁のないうどんとしては讃岐のかけうどんのつゆなしのような食べ方をします。
伊勢うどん パック2玉
販売者:有限会社 赤塚製麺
津市高野尾町4198
059-230-0015
購入場所:東京有楽町交通会館内 むらからまちから館


むらからまちから館の写真です。ここには全国商工連合会が運営しているため、全国の物産が並んでいます。伊勢もんは、ひじき、清酒、伊勢うどんがありました。少ない!!
03-5208-1521


勢和屋

伊勢商人と初鰹



江戸時代、初鰹は江戸町民にとり特別な意味を持つものでした。
初鰹は女房も質に入れても食らうものという川柳も出たほど、
初鰹を好んで食したそうです。

しかし、江戸に店を構える伊勢商家は、支配人から手代にいたるまで贅沢はご法度でしたから、初鰹が出ようとも一向に見向きもしません。

この説には、嶋田氏の著書「伊勢商人」で、もともと伊勢の人は紀州灘で取れるいきのいい鰹を食していたためわざわざ、小田原や房総からくる鰹には目もくれなかったと紹介されていますが、贅沢を禁じた当時の伊勢商人には鰹にお金をかけるというような事はしなかったのでしょう。

今でも日本橋には「鰹節」を扱う老舗があります。
1699年元禄12年創業のにんべん株式会社は、300年たった今でも鰹節を商っています。

嶋田氏の「伊勢商人」で多くの川柳が紹介されていますが、ここでは紹介できませんが、川柳にも出るほど、伊勢商人と鰹は縁の無いものだったそうです。
しかし、にんべんの鰹はいまだに健在です。機会があれば聞いてみたいものです。

以下HPから抜粋。
にんべんは、お陰様で今年(2008年)創業309年を迎えることができました。元禄12年(1699年)より鰹節一筋に、日本の味を伝え伝えることを使命と考え、安心・安全・健康をモットーに、味本位、品質第一に商品作りをして参りました。今後とも当社製品をご愛顧いただきますようお願い申し上げます。
http://www.ninben.co.jp/

伊勢商人は、相場ものには手を出さず木綿、乾物など国元から調達できる品物を江戸で商っていました。マーケットに流されず必要なものを市場に供給する力と才覚は近江の天秤棒商いと通じるところがあるようです。

2008年10月25日土曜日

三越創業際 335年

三越が今年で創業335年になります。
伊勢商人の代表として今なお広く知られています。
他の日本橋界隈の老舗には、ニンベンの鰹節などありますが、規模知名度GDP貢献度などなど圧倒的に三越と三井グループは日本を代表する企業となっています。
25 Oct 08
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伊勢丹は伊勢屋丹次郎氏が創業したがこれも伊勢屋。今回伊勢丹と合併するが、三越としての暖簾は残るが経営が変わると言うのはなんとも寂しい思いです。

三越335年記念のお菓子の缶を販売していたがひとつ買って記念にとっています。



この絵は広重の浮世絵ですがが当時の三越の繁盛振りを表しています。
当時三井高利は、江戸の富士山の見えるところで繁盛する三越を夢見ていたそうです。
それが、日本橋駿河町だったのでこの絵もそうです。当時の成功の証としてこの浮世絵を見ると改めて才覚と伊勢商人のすごさを感じるところがあります。

「伊勢商人」という本


25 Oct 08
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嶋田 謙次氏の「伊勢商人」を図書館で借りました。
千葉図書館にはなく、唯一三重県立図書館にあったため取り寄せることとなりました。
アマゾンやネット販売では中古本でさえ手に入らない貴重な本となっています。
著者は、1923年商家に生まれ、宇治山田商業、彦根高等商業卒業、神戸製鋼入社、1988年当時神鋼電機顧問でした。


1章 伊勢商人の起源
2章 伊勢国と伊勢商人の特質
3章 伊勢商人の発生と発展
4章 伊勢商人の経営と盛衰
5章 伊勢商人の足跡
6章 伊勢商人の系譜

大変よく研究された本で民間人(学者ではない)がかかれたものとは思えない本でした。
今まで色々読みましたが、伊勢商人の研究をする身にとっては、この本がバイブルのような気がします。内容では他の本同様一般的な伊勢商人の経営スタイルについての紹介が多い内容でしたが、深く研究されているところが随所にあり、是非手元においておきたい一冊です。筆者の出身学校を拝見すると、伊勢の学校を出て、近江の学校へ入学されたところなど、まさに商家の匂いがされる方のようです。
表紙は松坂木綿の紺と三越の浮世絵です。これも最高です。

1987年1月発行
1988年2月10日2版
発行者 伊勢商人研究会
製作者 ダイヤモンドプランニングサービス

2008年10月8日水曜日

半七捕り物帳

http://hansichi.hp.infoseek.co.jp/contents/han7ko04.html

半七捕り物帳について詳しく調べていらっしゃる方のHPです。
半分伊勢人だったという記述が面白かったので掲載しました。

AKINDO